サブスクリプション型サービスの通信量はどれくらいなのか解説する

近年はサブスクリプション型サービスが増えていますが,皆さんは利用していますか。

サブスクリプション型サービスといっても様々なものがあり,音楽や映像の配信サービスや車や家電製品をレンタルできるサービスなど幅広いジャンルで用いられています。

その中でもインターネットを利用する音楽・映像の配信サービスは,どれくらいの通信容量を必要とするのでしょうか。

今回は,音楽のサブスクリプション型サービスを対象に,利用時間に対してどれくらいの通信容量がかかるのか調査していきます。

サブスクリプション型サービスとは

まず,そもそもサブスクリプション型サービスって何? という方もおられると思います。

簡単に言えば,月額や年額料金を支払って利用するサービスのことです。

買いきりではないことからお財布には優しくありませんが,常に最新のサービスやコンテンツ,製品が利用できるというメリットがあります。

Amazon Primeもサブスクリプション型サービスで,1ヶ月ごともしくは1年ごとに利用料を支払うことで,お急ぎ便やお届け日時指定便の手数料が無料になったり,Amazon Prime Videoを視聴したりできるようになります。

他にも音楽や映像の配信サービスでは,随時新しいコンテンツが追加されていくため,飽きることなくリリースされたばかりの楽曲や映画を楽しむことができます。

このように次々と展開される新しいサービスやコンテンツを利用しようと思うと,買い切り方式では多額の費用が必要となりますが,サブスクリプション型の場合は気軽に短期間だけ試すこともできるのです。

音楽配信サービスの比較

ここからは,音楽配信サービスでどれくらいの通信容量が必要になるのかお伝えします。

音楽配信サービスはたくさんありますが,代表的な5つのサービスに絞って比較していきます。

Spotify

音質 時間 通信容量
自動 10分 15MB
30分 45MB
1時間 90MB
低音質 10分 3MB
30分 9MB
1時間 18MB
標準音質 10分 8MB
30分 24MB
1時間 48MB
高音質 10分 18MB
30分 54MB
1時間 108MB
最高音質 10分 36MB
30分 108MB
1時間 216MB

音質設定が「自動」の場合は,接続しているネット回線のスピードにより4段階の音質から自動的に選んでいるのだと思いますが,私が試したときは通信量を見る限り,「高音質」だったのではないかなと思います。

「最高音質」を選択するにはSpotify Premiumに登録する必要がありますが,他の音質設定と比較するととてもクリアに聞こえますので,確実に音質は向上しています。

これはSpotify Premiumに加入する意味を感じますよね。

ただ,最高音質は高音質の2倍通信量がかかりますので,外出先では要注意です。

MEMO
Spotify Premiumに加入するとダウンロード機能が利用できるようになります。

自宅で事前にダウンロードしておけば,外出先で使用しても通信量は使われません。

Apple Music

音質 時間 通信容量
通常 10分 10MB
30分 30MB
1時間 60MB
高品質 10分 32MB
30分 96MB
1時間 192MB

Apple Musicは,通常音質か高品質の2種類からのみ選択できます。

Spotifyと比べると,細かな調整はできない印象ですね。

高品質で使用しても1時間で200MB以下ですから,かなり優秀ですね。

また,音楽配信サービスによって配信フォーマットが異なることから一概には言えませんが,なるべく高音質で聞きたい方は,Apple MusicよりもSpotifyが向いているかもしれません。

YouTube Music

音質 時間 通信容量
低音質 10分 4MB
30分 12MB
1時間 24MB
標準音質 10分 18MB
30分 53MB
1時間 108MB
高音質 10分 27MB
30分 81MB
1時間 162MB
常に高音質 10分 27MB
30分 81MB
1時間 162MB

YouTube Musicは,意外な結果になりました。

低音質の場合はSpotifyの低音質設定と同じぐらいですが,高音質はApple Music以下でした。

また,「常に高音質」設定がありますが,高音質で設定した場合と変わりありませんでした。

もしかすると,一応設定はできるけれど,「常に高音質」以外はネット回線のスピードによって自動的に切り替えられてしまうのかもしれません。

そう考えると,計測の最後まで設定した音質通りに再生されていたかは怪しいですね。

YouTube MusicはYouTube上にアップロードされているMVなども音のみで聞けるので,YouTubeで定められている最高音質上限によっても違いがあるかもしれません。

LINE Music

音質 時間 通信容量
低音質 10分 8MB
30分 24MB
1時間 48MB
中音質 10分 15MB
30分 45MB
1時間 90MB
高音質 10分 33MB
30分 99MB
1時間 198MB

低音質はApple Musicと比較すると,少ない通信量で済みますね。

ただ,LINE Musicの低温室設定は,YouTube Musicには敵わないです。

低音質設定で聞くと当然通信量は抑えられますが,音質も低下しますのでおすすめできません。

できれば,中音質以上で視聴されることをおすすめします。

Amazon Music Unlimited

 

音質 時間 通信容量
自動 10分 11MB
30分 33MB
1時間 66MB
低音質 10分 9MB
30分 27MB
1時間 54MB
中音質 10分 19MB
30分 57MB
1時間 114MB
高音質 10分 40MB
30分 120MB
1時間 240MB

Amazon Musicの場合も,Spotifyと同様に「自動」では,3つの音質から自動的に選択していると思われます。

途中でネット回線が不安定になると「低音質」に切り替えていると思われ,その証拠に他の3つのプリセットと異なる通信量を消費しています。

高音質はSpotifyを上回ってきましたが,正直なところ外出先で使うのをためらうぐらいの消費量ですね。

1時間に240MBも消費したら,4時間弱で1GBを超過してしまいます。

低音質はLINE Musicと同じぐらいなので,あまりお薦めはできません。

そうなると,消去法で中音質を利用するしかなくなりますね…

音楽配信サービスは「Spotify」がベスト

ここまで,5つの音楽配信サービスの通信容量について確認してきました。

音楽配信サービスによって,ここまで消費量に差があるとは思っていなかったので驚きでした。

今回は低音質では消費量を抑えられて,高音質ではそこそこ良い音で聞けるのは,Spotifyという判断になりました。

Amazon Musicを利用している方は,どの音楽配信サービスよりも高音質で聞けると思いますので,Wi-Fiに接続して利用してみてくださいね。

最後に,音楽配信サービスを外出先でも快適に利用できるインターネット通信サービス「WiMAX」は様々なプロバイダーで契約を受け付けています。

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