WiMAXが夜になるとつながらない? その5つの原因を解説する

高速インターネット通信サービスを提供しているWiMAXですが,遅いなと感じたことはないでしょうか。

特に,夜間は昼間よりもグッと速度が落ちることがあります。

利用者は昼間の方が多いはずなのに,なぜ利用者が少ない夜間に速度が低下してしまうのでしょうか。

そこで今回は,夜になると速度が落ちてしまう理由をお伝えします。

WiMAXは夜に遅くなる?

WiMAXは昼間は快適に使えていても,夜になると急激に速度が低下することがあります。

特に,21時~0時頃が体感しやすいのではないでしょうか。

ただ,遅くなるのはそれなりの理由があることがほとんどです。

では,それなりの理由とは何なのかご説明します。

スピードテストを行おう

WiMAXの速度が遅く感じるときは,回線自体が遅い場合と他の処理を同時に行っているために遅くなっている場合があります。

スピードテスト行う前に,他の機器が接続されている場合は切断してからスピードテストを試してみてください。

スピードテストを行えるサイトはいくつかありますが,簡単に計測できてサーバー負荷による変動を受けにくいFast.comの利用を推奨します。

Fast.com

また,PCやスマホではバックグラウンドでアップデートファイルのダウンロードを行っていることが原因で遅くなってしまうこともありますので,ファイルのダウンロードは一旦中断してから計測を行うようにしてください。

なお,通信速度は計測結果と以下の表を参考に判断してください。

速度 目安
1~5Mbps 遅い
6~10Mbps 普通
11~20Mbps 速い
21~Mbps とても速い

WiMAXが遅くなる原因

上記のスピードテストで「遅い」判定だった場合は,WiMAX回線自体の通信速度が低下していると考えられます。

これから,低速化してしまう原因を一緒に確認していきましょう。

速度制限がかけられている

WiMAXはギガ放題プランを契約している場合,月間通信容量に上限はありません。

しかし,連続3日間で合計10GB以上の通信を行うと速度制限がかかります。

速度制限が実施される時間帯は,当日18時~翌日02時までで,最大通信速度が1Mbpsに制限されます。

ほとんどの方は,この「3日で10GB」の制限対象になっているのではないでしょうか。

当制限は夜間のみですので,朝になれば制限が解除されます。

なお,WiMAXでは追加料金を支払って速度制限を解除することはできません。

サービス提供エリア外で使用している

WiMAXは全国ほとんどの場所で利用できますが,一部提供されていないエリアがあります。

エリアごとの対応は,UQ WiMAXのホームページから確認できます。

 UQ WiMAX サービス提供エリアマップ

このエリア確認ページのピンポイント判定で「○」であった場合は,エリアが原因で遅くなっている可能性は低いです。

しかし,「△」や「X」と表示されている場合は,サービス提供エリア範囲外である可能性があります。

サービスが提供されていないエリアでは,一時的に利用できても安定して使えない場合があります。

設置場所が悪い

WiMAXはルーター端末の設置場所によって,受信感度が大きく変わります。

ルーター端末の電波シグナルを確認して弱くなっている場合は,3~5mほど移動させてみてください。

また,ルーター端末の近くにカバンや荷物などを置くと,それらが障害物となってしまい,うまく受信できない場合もあります。

電波の受信が弱くなっていると思われる場合は,ルーター端末を移動させてみて,スピードテストの結果に違いがあるか確かめてください。

他の電波と混線している

ルーター端末と機器の間の通信技術には,無線LANを用いています。

自宅で他のWi-Fiを利用していたり,近所から強い電波が出ていたり,電子レンジを利用したりすると電波が干渉してしまい,弱くなったり受信できなくなったりすることがあります。

その他にもBluetoothを発信している機器が大量にあると,影響を受けてしまう場合もあります。

無線電波は必要最小限にするか,他機器の電波が届きにくい場所でWiMAXの速度が向上するか確認してください。

ルーター端末や機器が古い

ルーター端末が古いと不具合の発生頻度が高くなってしまい,結果的に通信速度が低下するケースがあります。

ルーター端末が2世代以上古い場合は,新機種に乗り換えることをおすすめしています。

また,利用するPCやスマホなどの機器が古い場合も同様に速度が低下してしまいがちです。

ルーター端末にしても利用機器にしても長時間起動しっぱなしであると,通信速度が低下する原因となりますので,一旦電源を切って1分ほど待ってからもう一度電源を入れ直してください。

もし,これで回線スピードが戻った場合はルーター端末と利用機器のどちらからの不具合を疑ってください。

原因が分かればすぐに対処を

ここまで,WiMAXが遅くなる原因を5つご紹介しましたがいかがでしたか。

古いルーター端末や機器が原因で低速化してしまっている場合は新機種への乗り換えか,利用機器の買い替えが必要ですが,契約したばかりでルーター端末が不具合を起こしている場合は交換して貰う必要があります。

ルーター端末到着後,すぐに申告しない場合は代替品に交換してもらえなくなる可能性がありますので注意してください。

また,遅くなった原因が上記の5つになければ見つけるのは困難です。

すぐに「この原因はあり得ない」と決めつけるのではなく,解決するまですべての原因を疑ってみることが必要です。

最後に,WiMAXではGMO とくとくBBやBIGLOBEではキャッシュバックキャンペーンを,Broad WiMAXでは月々の利用料金から自動で割引を適用してくれるプログラムを実施しています。

新規契約を検討されている方や乗り換えを考えている方は,ぜひ一度プロバイダーを確認いただければと思います。

WiMAXが低速化されてしまう原因が見つかって,解決できることを願っています。

 

GMO とくとくBB

とくとくBBは,インターネット関連業を幅広く手掛けるGMO社によって運営されているプロバイダー。最大31,000円のキャッシュバックキャンペーンを実施しており,ルーター端末代金は無料。

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Broad WiMAX

Broad WiMAXは,月額料金が安いので余分な出費を抑えられる。一部の地域で店舗受け取りサービスが利用でき,最短当日から使い始められる。他社回線からの乗り換えで違約金を負担してもらえるのも魅力的。

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カシモWiMAX

カシモWiMAXは毎月利用料金が割引され,3年目も安く利用できる。ルーター端末は最新機種の取り扱いがあり安心である。使い方がわからないときは電話1本で手厚いサポートが受けられる点も高評価。

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BIGLOBE

BIGLOBEは最低利用期間が1年で短いため,気軽に試すことができる。ルーター端末ありのプランを契約すると,15,000円のキャッシュバックが受けられる。口座振替決済に対応しており,利用しやすい。

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SPACE Wi-Fi

SPACE Wi-Fiはレンタル型サービスで,契約期間に縛りがない。月単位で契約でき,出張や旅行時に重宝する。事務手数料や端末代金などの初期費用や違約金は一切必要なく,手軽に利用できるのが特徴である。

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