WiMAXは生配信に利用できる? 気をつけるべきポイントを解説する

近年,YouTubeやTikTokなど多くの動画配信サービスが登場し,利用者も増えています。

TwitterやInstagramの配信機能は手軽さを売りにしていることから,スマホで簡単に利用できるようになっています。

しかし,YouTubeでは高画質で配信を求められることも多いため,高速なインターネット環境が必要になります。

高速なネット環境は自宅外で利用することは難しく,なかなか外で配信することができないといった声も聞きます。

そこで今回は,WiMAXを生配信に利用することは可能なのか,詳しくお伝えします。

WiMAXは生配信に使えるのか

最近は生配信を行う方も増えてきましたが,高速なネット通信は整っているでしょうか。

頻繁に引っ越しを行う方は光固定回線を契約していないという方もおられるのではないでしょうか。

スマホのテザリング機能を使って動画を投稿したり,生配信したりすると,アップロードが途中から進まなくなったり,急に映像が乱れたりといった現象が発生しやすくなります。

特に,通勤や昼休憩の時間帯などインターネットの利用者が増える時間にかぶってしまうと,通信速度が落ち込むことも少なくありません。

こんなときに強い味方になってくれるのが,WiMAXです!

まず,WiMAXは他のインターネット回線とどのような点で異なるのか説明していきます。

最大1Gbpsの高速通信

WiMAXは最大1Gbpsの高速インターネット通信を利用することができます。

WiMAXは4G LTEと異なる独自回線を整備して運用しています。

そのため,回線が混雑しやすい時間帯でも比較的快適に使えます。

最新ルーターを使うことで,固定回線並みの速度を体感できます。

月間通信容量が無制限

WiMAXでは,月間で利用できる通信容量に制限がありません。

通常はスマホであれば〇〇GBまで,固定回線であれば〇〇TBまでと決められていることが多いですが,WiMAXではどれだけ使っても構いません。

ただし,3日間で10GB以上の通信を行うと,当日18時~翌日02時までの間,通信速度制限が実施されます。

通信速度制限中は最大通信速度が1Mbpsに制限されてしまいますが,ウェブサイトの閲覧やLINEの送受信,音楽配信サービスの利用程度では問題ありません。

速度制限時間帯にWiMAXを利用しない場合は,高速ネット通信が実質使い放題ということになります。

動作が安定

WiMAXにはモバイル型と据え置き型の2種類のルーターがあります。

モバイル型は持ち運んで利用する際にとても便利で,据え置き型はホームルーター代わりに自宅で利用するのに適しています。

モバイル型ルーターはバッテリー持ちがよく連続で半日以上使え,据え置き型ルーターの動作はとても安定していて不具合を起こすことはめったにありません。

自宅のネット環境を整えたい場合は据え置き型ルーターを,外出先で使いたい場合はモバイル型ルーターの使用をおすすめします。

据え置き型は有線接続が可能

WiMAXの据え置き型ルーターには,ギガビット対応の有線LAN接続コネクタが2つ搭載されています。

WiMAXは基本的にWi-Fi接続での利用となりますが,据え置き型を選択すると有線接続が可能になります。

有線接続は無線接続より速く,突然ネット回線が切断される心配もありません。

パケットの遅延やロスが発生しにくく,生配信でも映像が乱れたり,音声が遅れるといった現象も起きにくくなります。

WiMAXには知っておくべき点もある

ここまではWiMAXを使う上で優れている点を紹介してきましたが,既にWiMAXにしようと思っている方もおられるかもしれません。

ただ,WiMAXには契約前に注意しなければならない点もありますので,ご説明します。

生配信では上り速度

動画配信サービスで生配信を快適に行ったり,動画ファイルをアップロードしたりするときに重要なのは,インターネット回線の上り速度です。

上り速度はアップロード速度とも言われおり,インターネット回線には上り速度と下り速度が存在します。

下り速度とはコンテンツをダウンロードする際に必要な速度のことで,ウェブサイトや動画の閲覧で重視されます。

しかし,生配信や動画の投稿では上り速度が速くなければなりません。

すべてのインターネットサービスで提示されている最大通信速度は下り速度を示したものであり,上り速度は高速でない場合があります。

WiMAXでも最大1Gbpsで利用できるのは下り速度で,上り速度は最大75Mbpsになっています。

一般的には下りの通信速度が重要視されているため,上り速度は二の次になっているのです。

サービス提供エリアが狭い

WiMAXの回線が4G LTE回線と異なることは先にお伝えしましたが,サービスを展開しているエリアも異なります。

WiMAXも全国をカバーしていますが,田舎や山間部,地下,トンネルなどでは利用できないことが多いです。

4G LTE回線の場合,複数の周波数帯電波を飛ばしており,障害物に強い電波が田舎や山間部などをカバーしています。

しかし,WiMAXは障害物に特化した電波がなく,高周波数帯の電波を利用していることもあり,電波の届きにくい場所ができてしまっています。

WiMAXの契約を検討している場合は,自宅や職場,よく利用するカフェなどでWiMAXの電波が受信可能かよくご確認ください。

利用開始前に1日以上は速度の確認を

WiMAXは,様々な障害物で受信の良し悪しが変わります。

雨戸やドアがしまっているかどうかで電波の受信状況が変化することもあります。

すべての可能性を潰すためには,最低でも1日以上利用してみて,朝から夜までの間で電波が受信しにくい時間帯がないか確認してみてください。

万が一,夜になって電波の受信状況が悪くなったら周りの環境が変わったことで起こった場合もありますので,ルーター端末の置き場所を変えて終日快適に利用できる場所を見つけてください。

WiMAXは生配信にも最適

ここまで,生配信でWiMAXを利用するのに向いている点と不向きな点をお伝えしてきました。

それぞれの特徴を理解していただけたでしょうか。

WiMAXの上り速度は最大75Mbpsですが,20~50Mbps程度あれば問題なく配信可能だと思いますので,ぜひ検討してみてください。

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