WiMAXがつながらない場所はどこ? 理由もあわせて解説する

皆さんは,普段からWiMAXをご利用でしょうか。

今契約していてよく使っているという方もいれば,出張のときしか使わないという方もいるでしょうし,全く使ったことがないという方もおられると思います。

WiMAXはLTE回線とは違い,高速通信を行えるため,貴重なインターネット通信サービスの1つです。

しかし,そんなWiMAXも苦手としている環境があり,快適に使えない場合があります。

そこで今回は,WiMAXが接続しづらい場所とその理由についてお伝えします。

WiMAXが利用しづらい場所

WiMAXでは,大きく分けて4つの場所で利用しにくい傾向があります。

それでは,その場所を見ていきましょう。

山間部

WiMAXは山間部で使えなることが多くあります。

山間部といっても色々な場所がありますが,ロープウェイが整備されていたり,山頂が施設があるところだったりすると使える場合が多いです。

富士山ではWiMAXが快適に利用できるように専用のアンテナを各所に置いていて,山開きが行われて登山ができるようになるのと同時にWiMAXも使えるようになります。

ただ,富士山は多くの場所に立派な山小屋があるのでアンテナを設置できますが,普通の山では利用できないと考えてください。

また,山間部を走る列車でも駅以外では使えないないことがありますので,田舎へ帰省される方は注意してください。

トンネル

WiMAXはトンネルでは利用できません。

特急列車や新幹線,自動車で通るようなトンネルにはアンテナが整備されておらず,距離が長いと受信できなくなります。

車の場合は,カーナビのGPS信号も遮断されてしまいますが,ナビシステムは車の走行スピードを計測することによって大まかな走行場所を表示できるようになっています。

そのため,トンネルの中では予測で走行場所を表示し,トンネルを抜けた後に改めて補正するようになっています。

しかし,WiMAXは遮断されると全く利用できなくなるため,高速道路を走行したり,新幹線の乗車が多い方はWiMAXをおすすめできません。

地下

WiMAXは地下では使えません。

地下といっても,デパ地下や駐車場などたくさんありますが,利用者が集まる商業施設の場合は地下でも利用できるように整備されていることがあります。

地下で利用できるかどうかはその施設次第なのですが,地下に売り場があるところは利用できることが多いです。

逆に駐車場の場合は,電波が受信できないことがほとんどです。

地下は鉄筋コンクリートで作られていることが多いため,地上の電波を受信しにくいのです。

建物の中

建物の中で受信しにくいのは一部の場所です。

利用したい場所がサービス提供エリア範囲内であることが前提ですが,窓が近くにあるところでは利用しやすくなっています。

特に,ショッピングモールではカフェやイートインスペースが利用しやすいです。

建物の敷地面積が大きい場所だと,中心に近くなるほど電波が届きにくくなります。

ショッピングモール以外でもオフィスビルが立ち並ぶ場所では,他のビルが電波の通り道を遮断してしまっているケースもあります。

立地にもよりますが,すべての屋内で必ず利用できるわけではないということを覚えておいてください。

WiMAXが接続しづらくなる理由

先程,WiMAXはLTE回線と異なるということをお伝えしましたが,独自回線を使用してサービスが提供されています。

そのため,携帯電話で利用する4G LTE回線と比べると,利用できる範囲が狭くなってしまうのです。

LTEの場合は障害物に強い電波が山間部や地下,トンネルなどの場所をカバーしてくれています。

しかし,WiMAXの場合は使用しているのが高周波数帯の電波であるため,障害物を避けてその先まで電波を届けるということが非常に難しくなっています。

WiMAXも全国をカバーしているのですが,要所要所で利用しづらくなるのはこのような理由からなのです。

「つながらない」を改善するには

それでは,WiMAXで接続できないときはどうすれば良いのでしょうか。

一番簡単なのは,見通しの良い受信が良好な場所に移動することです。

しかし,時には移動できないこともあると思います。

ここでは,接続しづらい状態を改善する方法をご紹介します。

ハイスピードプラスエリアモードに切り替え

WiMAXは通常,ハイスピードモードに設定されています。

ハイスピードモードはWiMAXの独自電波である「WiMAX2+」規格のみを利用して通信を行うモードです。

この設定をハイスピードプラスエリアモードに変更することで,auの4G LTE回線を併用することが可能になります。

au 4G LTE回線は障害物にも強くなっていますので,WiMAXが利用できないほとんどの場所で使えるようになります。

注意
ハイスピードプラスエリアモードに1回でも切り替えると,その月の通信容量は7GBに制限されます。

ハイスピードプラスエリアモードからハイスピードモードに戻しても,月間通信容量は無制限に戻りませんので注意してください。

大容量LTE系SIMを検討

WiMAXがどうしても利用しづらい場合は,回線自体を変更するという手もあります。

今では,Softbank系で1ヶ月に100GBほど利用できるプランを展開しているサービスもあります。

通信速度はWiMAXの方が速いと思いますが,使いにくいのにずっとWiMAXを使っていては本末転倒です。

通信速度よりも接続性を重視されるのであれば,大容量LTE系SIMを検討してみても良いかもしれません。

利用場所によって使い分けを!

今回はWiMAXがつながりづらい場所とその理由をお伝えしてきました。

WiMAXは超高速インターネット通信サービスですが,利用場所によっては使いにくいことがあります。

皆様の生活方法もまちまちですので,ご自身にあったサービスやプランを見つけてください。

WiMAXは速度重視の方や自宅,職場など一定の場所で利用される方におすすめです。

LTE回線は幅広く接続可能であるため,接続性重視の方や車移動が多く車中で使いたい方,列車や新幹線での移動中に利用したい方におすすめです。

WiMAXとLTE回線にあるそれぞれの得意分野と苦手分野を知っていただき,快適なインターネットライフを手に入れてくださいね。

 

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