WiMAXは契約時に様々なキャンペーンを実施しており,プロバイダーによっては数万円ほどお得になる場合もあります。
しかし,キャンペーンを実施しているプロバイダーの中には,更新月以外で解約すると高額な違約金が発生します。
では,どうすれば違約金を支払わずに解約することができるのでしょうか。
結論を先にお伝えすると,違約金を全く支払わずに更新月以外で解約する方法はありません。
ただし,これからご紹介する方法をうまく活用できれば,違約金の負担額が減ったり,実質無料となる場合もあります。
今回は,WiMAXを解約するのに最適な時期と違約金の発生具合,解約方法をご説明します。
目次
更新月以外では違約金が発生する
先にもお伝えしましたが,WiMAXでは各プロバイダーごとに最低利用期間を設けています。
その最低利用期間内に解約を希望する場合は,当初の契約で定められた違約金が発生します。
違約金の支払いが必要ない期間はプロバイダーによって異なりますが,主に更新月以外の解約で違約金が発生する場合と最低利用期間内の解約でのみ違約金が発生し,最低利用期間を過ぎればいつ解約しても違約金が発生しない場合があります。
解約に必要な解約料はプロバイダーによってまちまちで,2万円前後の違約金が発生するところや1,000円の支払いで済むところなどがあります。
次項では,各プロバイダーの違約金が発生する時期と金額をまとめました。
有名プロバイダーの違約金発生状況
プロバイダー | ~1年目 | 1~2年目 | 2~3年目 | 更新月 | 更新月の翌月以降 |
GMO とくとくBB | 24,800円 | 24,800円 | 9,500円 | 0円 | 9,500円 |
BIGLOBE | 1,000円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
Broad WiMAX | 19,000円 | 14,000円 | 9,500円 | 0円 | 9,500円 |
UQ WiMAX | 1,000円 | 1,000円 | 1,000円 | 0円 | 1,000円 |
上記の表を見ていただくと分かるように,最低利用期間や違約金の金額がバラバラで,それぞれのプロバイダーで特徴があることが分かると思います。
高額な違約金が発生するプロバイダーは,キャッシュバックなどのキャンペーンを実施しているところです。
少しでも途中解約する可能性がある場合は,契約前に違約金の確認を行う必要がありそうです。
SIMカードの返却が必要
解約後のSIM返却は,一部のプロバイダーで必要になる手続きです。
SIMカードの返却が必要なプロバイダーは,SIMカードが会社から貸し出されている状態になっているのです。
そのため,解約後にうっかり返却し忘れると追加のSIMカード紛失料金が発生しますので,ご注意ください。
以前はGMO とくとくBBなどでも解約後にSIMカードの返却が必要でしたが,現在はほとんどのプロバイダーで返却は不要となっています。
更新月の数え方と手続きタイミング
プロバイダー | 契約月 | 更新月 | サポート |
GMO とくとくBB | 1ヶ月目 | 37ヶ月目 | 解約方法ヘルプページ
総合サポート窓口 |
BIGLOBE | 0ヶ月目 | 13ヶ月目以降 | 解約案内ページ
総合サポート窓口 |
Broad WiMAX | 0ヶ月目 | 36ヶ月目 | 解約案内ページ
解約受付窓口 |
UQ WiMAX | 1ヶ月目 | 26ヶ月目 | 解約方法ヘルプページ
契約中の総合サポート窓口 |
この更新月の数え方も契約するWiMAXプロバイダーによって異なります。
利用開始月を0ヶ月目と数えるか,1ヶ月目と数えるか,更新月を36ヶ月と数えるか,37ヶ月と数えるかなどです。
この更新月を誤認していると,手続き予定の月とは異なる時期に手続きを行わなければならなくなります。
特に,更新月ジャストで解約しようと考えている方は更新月を過ぎてしまうと,さらに2年や3年契約しなければ違約金が発生してしまいますので,お気をつけください。
解約の申請手段
各プロバイダーでは,総合相談窓口や解約専用の問い合わせセンターが設置されています。
解約は,電話・チャット・メール・解約申請フォームで申請できます。
ただ,すべてのプロバイダーがすべての解約申請手段を揃えているわけではありません。
通常はネット上で解約申請ができる場合でも,解約申請時期によってはサポートセンターへの電話連絡が必要な場合があります。
違約金を減額する方法
WiMAXで最低利用期間期間内や更新月外での解約には違約金がつきものですが,一定の条件を満たしている方は違約金を減額できる場合があります。
しかし,複数回の利用は推奨できませんのでご了承ください。
キャッシュバック受け取り後に解約
キャッシュバックキャンペーンを適用してWiMAXの解約をされた方は,キャッシュバックを受け取ってから解約することをおすすめします。
キャッシュバックを受け取ってから解約することで実質違約金の負担が軽減できます。
プロバイダーによってはキャッシュバックの受け取り時期が1年後の場合もありますが,それでもキャッシュバックを受け取ってからの解約がおすすめです。
解約後,再度同じプロバイダーで契約してもキャッシュバックキャンペーンの対象外となります。
乗り換えキャンペーンを利用する
WiMAXを契約できるプロバイダーの中には系列会社で光回線のプロバイダーも運営しているところもあります。
その他にも他社からの乗り換えで,違約金を負担してくれる太っ腹なキャンペーンを実施しているプロバイダーもあります。
このような光回線への乗り換えを援助してくれるプロバイダーを契約して,違約金を負担してもらうこともできます。
ただし,限定されたプロバイダーからの乗り換えでのみキャンペーンの適用が可能な場合や,違約金の全額負担はしてくれない場合もありますので,契約前にご確認ください。
利用予定がないにも関わらず違約金負担のためだけに契約すると,結果的にさらに悪い方向へ循環することになります。
これからの人は「Try WiMAX」を検討しよう
まだ,WiMAXで契約していない場合は「Try WiMAX」サービスを利用して実際にWiMAXを体験してみましょう。
「Try WiMAX」のサービスはWiMAXの本家公式プロバイダーであるUQ WiMAXが実施しています。
「Try WiMAX」を申し込むことによって,UQ WiMAXでの契約を強制されるわけではありませんのでご安心ください。
「Try WiMAX」では,完全無料で自宅や職場,外出先などお好きな場所でWiMAX回線をテストしていただくことができます。
WiMAXの電波状況は良好か,通信速度はしっかり出ているか,通線容量制限にはかかりやすいかなど様々な項目を十分にご確認ください。
もし,WiMAXが利用しにくいと分かれば別回線の契約を検討しても構いませんし,WiMAXが最適だと思えば自分自身が契約したいWiMAXプロバイダーでお申し込みいただけます。
ぜひ,一度「Try WiMAX」をご活用いただき,WiMAXがある生活を体感してみてください。
とくとくBBは,インターネット関連業を幅広く手掛けるGMO社によって運営されているプロバイダー。最大31,000円のキャッシュバックキャンペーンを実施しており,ルーター端末代金は無料。
Broad WiMAXは,月額料金が安いので余分な出費を抑えられる。一部の地域で店舗受け取りサービスが利用でき,最短当日から使い始められる。他社回線からの乗り換えで違約金を負担してもらえるのも魅力的。
カシモWiMAXは毎月利用料金が割引され,3年目も安く利用できる。ルーター端末は最新機種の取り扱いがあり安心である。使い方がわからないときは電話1本で手厚いサポートが受けられる点も高評価。
BIGLOBEは最低利用期間が1年で短いため,気軽に試すことができる。ルーター端末ありのプランを契約すると,15,000円のキャッシュバックが受けられる。口座振替決済に対応しており,利用しやすい。
SPACE Wi-Fiはレンタル型サービスで,契約期間に縛りがない。月単位で契約でき,出張や旅行時に重宝する。事務手数料や端末代金などの初期費用や違約金は一切必要なく,手軽に利用できるのが特徴である。