WiMAXは,本家公式プロバイダー「UQ WiMAX」の他にも多くのプロバイダーで契約ができます。
UQ WiMAXで値引きはありませんが,他のプロバイダーと契約すると利用料金がお得になります。
それでは,利用料金が安く済むプロバイダーは,UQ WiMAXでの契約と異なる点があるのでしょうか。
今回は,WiMAXプロバイダーの中で速度や品質に違いがあるのか解説します。
目次
WiMAXはプロバイダーによって通信品質が異なる?
WiMAXは10社を超えるプロバイダーが取り扱っており,とても人気のあるインターネット通信サービスですが,利用料金に差が見られます。
このような場合,通信品質にもばらつきがあるのでしょうか。
結論は,NOです。
WiMAXサービスを提供しているUQコミュニケーションズでは,各正規プロバイダーと提携してUQ WiMAXで契約するのと同じ品質を確保しています。
そのため,UQ WiMAXでもその他のプロバイダーでも通信品質に違いはありません。
WiMAXは高品質回線を提供
先ではプロバイダーによって通信品質が変化しないことをお伝えしました。
それでは,WiMAXのどのような点が高品質だと言えるのでしょうか。
超高速通信
WiMAXはつい最近まで「WiMAX1.0」という回線で提供されていたのですが,回線速度に上限があり,現代において高速通信を実現できていませんでした。
そのため,20020年3月に「WiMAX1.0」回線を終了し,今では「WiMAX2.1」という回線に切り替わっていて,「WiMAX2+」という名称で提供されています。
また,現在発売されている最新機種のルーター端末を利用することで最大通信速度1.2Gbpsを実現しました。
通信速度は,光固定回線と肩を並べるレベルまで到達しています。
月間通信容量が無制限
WiMAXには,通信容量に違いがある2プランが展開されています。
- 1ヶ月に7GBまで利用できるライトプラン
- 月間の通信容量に制限がないギガ放題プラン
WiMAXは,月間通信容量に上限がないことを売りにしているサービスであることから,利用者の90%以上はギガ放題プランを契約しています。
ギガ放題プランでも3日間で10GB以上を使うと,超過した当日の18時~翌日02時まで速度制限が実施されます。
制限時は通信速度が最大1Mbpsになりますが,ウェブサイトの閲覧や音楽配信サービスの利用程度では問題ありませんので,ご安心ください。
また,制限時間帯以外では昼間も含めて制限対象になりませんので,思う存分高速通信を利用できます。
エリアが幅広い
WiMAXのサービス提供エリアは全国です。
すべての地域はカバーしきれていないのですが,首都圏に近い地域では特に利用しやすくなっています。
楽天モバイルのUN-LIMITプランで提供されている楽天回線エリアと比較すると,利用できる範囲が断然広くなっています。
ただし,山間部や地下では利用しづらい場合がありますのでご注意ください。
WiMAXの利用料金が一定でない理由
では,なぜ通信品質が同じでも利用料金に差が生まれてしまうのでしょうか。
理由は単純で,サービスの販売促進に使う金額が各プロバイダーごとに異なるからです。
ここでは,各プロバイダーの利用料金が異なる理由についてご説明します。
人件費・広告費
各プロバイダーでは,自社のWiMAXサービスに申し込んでもらえるように広告を出します。
その広告がネット上の場合もあれば,物理的なポスターや大型ビジョンである可能性もあります。
その他にも実店舗を作ったり,家電量販店にブースを構えたりなど様々な場所で販売促進を行っています。
店舗を構えれば販売員が必要で,その販売員の人件費も発生していきます。
それらにかかる費用は当然,契約者が支払った初期費用や利用料金から出ています。
すなわち,月々の利用料金が高かったり,キャンペーンを実施していないプロバイダーは人件費や広告費に費用を割いている可能性が高いということです。
資金力
もうひとつWiMAXの利用料金を左右するのが,プロバイダーの資金力です。
WiMAXを取り扱っているプロバイダーはほとんどが大手ですが,その中でもWiMAX販売事業がどれだけ優先されているかによります。
例えばGMO とくとくBBはサービス名にもある通り,「GMO」が運営しています。
GMOは,インターネットインフラ事業や金融業など様々な方面で活躍している会社です。
とくとくBBでは,大々的にキャンペーンを行っていることからも,本サービスに対して惜しみなく,資金を投じていることが伺えます。
プロバイダーごとに販売戦略はあると思いますが,どれくらいの準備資金があるのかも重要な鍵になっています。
契約数
何のサービスに対しても言えることですが,投資額が少なくて済むサービスは重宝されます。
WiMAXにも同じことが言えて,利用料金が安いプロバイダーがより有利に契約できます。
そのため,契約数も必然的に多くなっていきます。
先程例に挙げたGMO とくとくBBは,サービス開始当初から他社では実現できない大型キャンペーンをいくつも実施して,一気に知名度を上げました。
2019年には契約者が130万人を突破して,現在も多くの顧客を抱えています。
お得に使えるプロバイダー
ここまでお伝えしてきたように,WiMAXは複数のプロバイダーで取り扱いがあります。
そこで,この項では特におすすめできるプロバイダーを3社紹介したいと思います。
GMO とくとくBB
GMO とくとくBBでは,最大31,000円のキャッシュバックキャンペーンを実施しています。
決済はクレジットカードのみに対応していて,面倒な本人確認書類の提出も不要です。
端末代金は無料で,初期費用は事務手数料3,000円のみです。
最低利用期間は3年で,更新月以外での解約には違約金が発生します。
BIGLOBE
BIGLOBEでは,15,000円のキャッシュバックキャンペーンを実施しています。
決済はクレジットカードと口座振替に対応していて,口座振替を選択した場合には決済手数料200円が別途必要になります。
口座振替決済を選択してもキャッシュバックキャンペーンを利用することができます。
端末代金は一律19,200円で,初期費用は事務手数料3,000円のみです。
最低利用期間は1年で,その後自動更新は行われないため,1年後からはいつ解約しても違約金は発生しません。
Broad WiMAX
Broad WiMAXでは,月々の利用料金を自動的に割引するシステムが導入されています。
そのため,キャッシュバックキャンペーンのように手続きを忘れて受け取れなくなる危険性はありません。
決済はクレジットカードと口座振替に対応していて,口座振替を選択した場合には決済手数料200円が別途必要になります。
端末代金は無料で,クレジットカード決済を選択した場合の初期費用は事務手数料3,000円のみです。
ただし,口座振替決済を選んだ場合は別途初期費用18,857円が発生します。
最低利用期間は3年で,更新月以外での解約には違約金が発生します。
賢い選び方でお得にWiMAXを利用しよう
今回は,契約するプロバイダーによって通信品質は低下しないことをお伝えしてきました。
また,プロバイダーによって利用料金が変動する理由についてもお分かりいただけたと思います。
WiMAXはクレジットカード決済の利用者に対してお得に契約できるプランが多く提供されていますので,お申し込みの際はカードでのお支払いをおすすめします。
口座振替決済をご希望の場合は,Broad WiMAXの申込画面で別プランの案内が表示されている場合があります。
ご検討いただいている皆様は,なるべく多くのプロバイダーを比較いただき,自分自身にあった料金体系で提供されているところをお選びください。
とくとくBBは,インターネット関連業を幅広く手掛けるGMO社によって運営されているプロバイダー。最大31,000円のキャッシュバックキャンペーンを実施しており,ルーター端末代金は無料。
Broad WiMAXは,月額料金が安いので余分な出費を抑えられる。一部の地域で店舗受け取りサービスが利用でき,最短当日から使い始められる。他社回線からの乗り換えで違約金を負担してもらえるのも魅力的。
カシモWiMAXは毎月利用料金が割引され,3年目も安く利用できる。ルーター端末は最新機種の取り扱いがあり安心である。使い方がわからないときは電話1本で手厚いサポートが受けられる点も高評価。
BIGLOBEは最低利用期間が1年で短いため,気軽に試すことができる。ルーター端末ありのプランを契約すると,15,000円のキャッシュバックが受けられる。口座振替決済に対応しており,利用しやすい。
SPACE Wi-Fiはレンタル型サービスで,契約期間に縛りがない。月単位で契約でき,出張や旅行時に重宝する。事務手数料や端末代金などの初期費用や違約金は一切必要なく,手軽に利用できるのが特徴である。