皆さんはすでにWiMAXをご契約中でしょうか。それとも,まだ契約前の段階でしょうか。
WiMAXを契約中または以前に契約していた方はお分かりになると思いますが,WiMAXを利用するには通信端末が必要です。
WiMAXの契約時には4~5種類ほどの端末の中から自分自身で好きな機種を選択します。
ただ,プロバイダーによってはキャンペーンを実施しており,旧機種を選択することでキャッシュバック額が増えたり,月額料金が安くなったりする場合があります。
旧機種を選択してしまうと最悪の場合,端末側の性能不足により十分な通信速度を確保できない場合があります。
そうなると,せっかくWiMAXに期待して契約しても不満だらけになってしまいます。
そこで今回は,現時点のおすすめ機種を利用用途にあわせてお伝えします。
目次
WiMAX端末に性能差はあるのか
WiMAXでは,常時4~5種類ほどの端末が選択できるような状態になっています。
これらの端末の中には,2~3種類ほど最新でない,または性能が良くない機種が混ざっています。
最新ではないといっても十分利用可能な範囲なのですが,やはり2年や3年続けて利用する場合は購入時に最新スペックの端末を選んでおきたいですよね。
WiMAXの端末は,主に年明けの1~3月に新モデルが投入されます。
1年に1回のペースで最新端末に切り替わるため,すぐに所有している端末は型落ちモデルとなります。
通信速度
WiMAXでは,端末ごとに最大で出せる通信速度の上限が定められています。
現状,WiMAX回線でその最大通信速度を上回る速度が出ることはほとんどないのですが,多くの通信が一度にできる機種を選んでおくに越したことはありません。
旧機種と最新端末で,最大通信速度に2倍の差が生じた機種もあり,端末を選択する際には見逃せないポイントです。
通信速度に関しては,新機種が旧機種を下回るということはありませんので,最新端末で契約されることをおすすめします。
サイズや重量
WiMAX端末では,発売時期によってサイズや形,重量が異なります。
モバイル型端末は,細長い長方形で板状になります。
据え置き型の場合は,円柱状の白色で丸みを帯びた形状となります。
モバイル型と据え置き型の違いについては,後ほど詳しくご説明します。
モバイル型端末は持ち運びも可能なため重量が気になりますが,最近ではほとんど変化がなく,125g前後となります。
製造メーカー
WiMAXでは,主にHUAWEIとNECが供給元になっています。
特に,HUAWEI端末は利用するのが不安だという方もおられるかもしれません。
しかし,日本で利用されているモバイル型ルーターの多くはHUAWEi製です。
Y! mobileやSoftbankなどのキャリアでもHUAWEI製のモバイルルーターが販売されています。
今後も継続してモバイル型ルーターの供給を行うのかは不明ですが,WiMAXの場合はNEC製ルーターよりもHUAWEI製ルーターの性能が優れています。
大体,HUAWEI製とNEC製のルーターが同時期に発売されますが,NEC製ルーターはHUAWEI製より性能が低かったり,不要な機能がついたりとメリットがありません。
それに比べ,HUAWEI製ルーターは毎年目新しい機能を搭載しており,最近ではWiMAXで最大1Gbpsを利用できる端末を実現しました。
WiMAX端末は主に2種類
WiMAXで発売している端末には,モバイル型と据え置き型の2種類があります。
それぞれに特徴があるため,利用用途によってどちらの端末が最適なのか,以下でご説明します。
モバイル型
モバイル型端末は,自宅で利用することも外出先で利用することもできます。
端末にバッテリーが内蔵されていて,体感的に連続で利用すれば半日,断続的な利用であれば1日利用することができます。
バッテリーの充電にはType-C端子を利用するため,モバイルバッテリーなどでからでも充電可能です。
2.4GHz帯と5GHz帯のどちらかを選んで利用できますが,外で利用する場合には2.4GHz帯での利用をおすすめします。
5GHz帯を利用する場合,DFSと呼ばれる気象レーダーと干渉しないかを確認する機能により,最低でも1分間はWiMAXを使い始められません。
また,定期的にDFS機能が作動するため,時々ネットワークが切断される場合もあります。
据え置き型
据え置き型端末は,コンセントから電源が供給できる場所でのみ利用できます。
モバイル型端末と比較すると大きいため,持ち運んで利用するには適していません。
バッテリーも非搭載で常にコンセントへ接続して使用する必要があります。
動作は安定していて,WiMAX回線の電波受信感度も非常に良くなっています。
据え置き型では,2.4GHzと5GHz帯の電波を同時に出すことが可能です。
モバイル型端末のように,気象レーダーとの干渉確認も不要です。
ただし,据え置き型の5GHz帯は屋外での利用が禁止されている電波を含んでいるため,ご注意ください。
ほとんど据え置き型端末を屋外で利用することはないと思いますが,屋外で使う場合は2.4GHz帯を使用するようにしてください。
最も推すWiMAX端末2選
現在発売されているWiMAX端末のおすすめ機種をモバイル型と据え置き型に分けて1機種ずつご紹介します。
Speed Wi-Fi NEXT W06
「Speed Wi-Fi NEXT W06」は,現時点で最新のHUAWEI製WiMAX端末です。
本体色は,ホワイトとブラックの2色から選択できます。
「WiMAX2+」と「au 4G LTE」回線の同時利用で,最大1Gbpsの速度を実現できます。
WiMAX回線の電波受信感度も旧機種と比較して大幅にアップしていて,ビルの中など電波が届きにくい場所でも快適に利用できます。
ビームフォーミングにも対応しており,ビームフォーミング対応機器と接続することで,今まで以上に電波が届きやすくなります。
Speed Wi-Fi HOME L02
「Speed Wi-Fi HOME L02」も最新端末で,旧機種のL01と比較してすべての性能が上がりました。
こちらの機種も最大1Gbpsのギガビット速度を実現可能です。
端末の中には4本のアンテナが内蔵されていて,360度全方位をカバーしています。
有線LAN接続用の端子も2つ搭載しており,安定したネットワーク環境が構築可能です。
本体色はホワイトのみです。
結論: 最強機種を選べば間違いない
WiMAXでは複数の端末が展開されていますが,おすすめは「Speed Wi-Fi NEXT W06」と「Speed Wi-Fi HOME L02」の2機種です。
これらの端末は,現時点で最強クラスの端末になります。
モバイル型と据え置き型でそれぞれNECが製造している端末もありますが,ずば抜けて今回紹介した端末が最強スペックです。
もし,HUAWEI製のルーターが不安ということであればあえてNEC製のルーターを選ぶという手もありますが,NEC製が必ずしも安全かと言われれば微妙なところです。
よほどのことがない限り,先程紹介したどちらかの端末を選択されることをおすすめします。
ここまで,端末を選ぶ際にどこに気をつければよいか,どの端末がおすすめかをお伝えしてきましたがいかがでしたか。
すでに契約されている方は,今後最新端末で契約するときの参考にしていただければ幸いです。
まだ契約されていない方はぜひこの記事をご覧になった後,一度,どの端末が自分に最適か考え直してみてくださいね。
とくとくBBは,インターネット関連業を幅広く手掛けるGMO社によって運営されているプロバイダー。最大31,000円のキャッシュバックキャンペーンを実施しており,ルーター端末代金は無料。
Broad WiMAXは,月額料金が安いので余分な出費を抑えられる。一部の地域で店舗受け取りサービスが利用でき,最短当日から使い始められる。他社回線からの乗り換えで違約金を負担してもらえるのも魅力的。
カシモWiMAXは毎月利用料金が割引され,3年目も安く利用できる。ルーター端末は最新機種の取り扱いがあり安心である。使い方がわからないときは電話1本で手厚いサポートが受けられる点も高評価。
BIGLOBEは最低利用期間が1年で短いため,気軽に試すことができる。ルーター端末ありのプランを契約すると,15,000円のキャッシュバックが受けられる。口座振替決済に対応しており,利用しやすい。
SPACE Wi-Fiはレンタル型サービスで,契約期間に縛りがない。月単位で契約でき,出張や旅行時に重宝する。事務手数料や端末代金などの初期費用や違約金は一切必要なく,手軽に利用できるのが特徴である。