9社まとめて比較! 無料レンタルサーバーを選ぶリスクと7つのポイント

この記事では上記のような疑問にお答えします。

本記事を読み終えれば，おすすめの無料レンタルサーバーはどこなのか，本当の意味で無料サーバーがお得なのか分かりますよ。

私も無料サーバーを探したことがありますが，やはり有料レンタルサーバーにはかないません。

現在ではエックスサーバーとConoHa WINGを併用し，安定的に運用できています。

10社以上のレンタルサーバーを体験してきた私が「提供会社」「安定性」「スペック」「WordPress利用」を重視して，おすすめレンタルサーバーを厳選しました。

【5社+4社まとめて比較】 無料で使えるレンタルサーバー

本項では無料で使える無料サーバーと有料レンタルサーバーの一部を比較してみましょう。

無料と有料とでは圧倒的なスペック差が見られますね。

サーバー会社	初期費用	月額料金	安定性	スペック	WordPress利用	サポート体制
公式サイト	無料	無料	△	△	△	X
公式サイト	無料	無料	△	△	△	X
公式サイト	無料	無料	△	△	△	△
公式サイト	無料	無料～	X	X	X	X
公式サイト	無料	無料～	X	X	△	X
公式サイト	3,000円	900円～	◎	◎	◎	◎
公式サイト	無料	1,200円～	◎	◎	◎	◎
公式サイト	無料	880円～	〇	◎	◎	〇
公式サイト	無料～	500円～	〇	〇	〇	〇

無料レンタルサーバーを選ぶ7つの基準

同じレンタルサーバーでも，有料と無料では選択基準が異なってきます。

今回は下記7つのポイントに分けて解説します。

後半で紹介する無料レンタルサーバーは下記条件を慎重に精査しているので安心してくださいね。

無料サーバーを利用するなら，すべての項目を理解した上で検討しましょう。

提供会社

無料サーバーを利用する上で重要なのが，提供会社です。

なぜなら，マイナーな会社ほど突然使えなくなるリスクが高いから。

無料サーバーは利用者が料金を支払わないので，他の方法で収益化しなければなりません。

大きな会社は有料のレンタルサーバー運営で利益を上げているため，予告なしにサービスを終了する可能性は低いです。

サーバーの安定性

ウェブサイトには安定性が求められます。

サーバーのスペックが低かったり，ネット回線が低速だったりすると処理速度が不安定になり，エラーが発生しやすくなります。

しかし，無料のレンタルサーバーには稼働率や安定性の保証はなく，古いサーバーを使い回しているところが多いイメージです。

実際に下記ツイートの方は無料サーバーに突然アクセスできなくなったようです。

ありがとうございます…！無料サーバーなので負担があるのは重々承知ですが以前と変わらないサービス提供をお願いしたいです…！！😭😭カムバックサイト…！

— カナイ (@poc_a) January 10, 2021

あなたがサーバーの安定性を一番に考えるなら，迷わず有料のレンタルサーバーを契約すべきです。

スペック

レンタルサーバーはサービスによってリソース量が異なります。

具体的にはメモリ，CPUコア数，ストレージ容量，転送量，データベース上限容量，マルチドメイン数などです。

無料のレンタルサーバーではどれも極端に制限されていて，スペックを公開していないことも。

どうしても無料サーバーを使うなら，ストレージ容量と転送量に注目してみましょう。

商用利用

無料サーバーでは商用利用ができるか確認しましょう。

なぜなら，商用利用できないと商品を宣伝したり，広告を貼ったりできないから。

サイトで発生する収益はアドセンスやアフィリエイトが主となります。

下記ツイートのように不満を持つ方もいるようです。

アフィリエイトサイトを作るのに無料サーバーをレンタルすると、商用利用がNGだったり余計な広告が自動で付いたりするのがデメリットだな・・・。

— 田中　祐樹 (@infoyuuki04) January 8, 2021

商用目的で利用できないということは，収益化を行えないということになるのです。

広告表示

無料のレンタルサーバーは強制的に広告表示するところがほとんどです。

なぜなら，サーバーの提供会社が維持費を確保するため。

したがって，サイト運営者が広告を貼っていなくても，自動的に挿入される仕組みになっています。

サービスによってはPCサイトのみ広告表示しないといった措置を設けている場合もありますよ。

WordPress利用

WordPressを利用するためにはPHPが使用できなければなりません。

今ではブログやウェブサイトの大半がWordPressで作成されており，WordPressが使えないとなると致命的です。

無料サーバーでもWordPressが利用できるプランを展開していますが，安定的に運用できるのかは不明。

WordPressは動作が重い部類なので，カツカツのスペックだと厳しいかもしれません。

複数サイト運用

複数サイトの立ち上げを予定している場合はマルチドメインに注意です。

マルチドメイン数が1つだと，登録できるドメイン数が1つまでということになります。

有料のレンタルサーバーでは無制限に登録できますが，無料のレンタルサーバーでは厳しく制限しているのが実状です。

そもそも無料サーバーでの複数サイト運用は不安定になりやすいので，サイトが2つ以上になる際は有料サーバーをおすすめします。

【特徴比較】無料利用できるレンタルサーバー

今回ご紹介するレンタルサーバーでは下記7つの項目を慎重に調査しました。

10社以上レンタルサーバーの比較経験がある私が，無料の中でも使えるレンタルサーバーを選びました。

ぜひ，参考にしてくださいね。

XFREE: エックスサーバーが運営

この業界で有名なエックスサーバーが運営する，無料版のレンタルサーバーです。

PHPやデータベースが使用でき，WordPressのインストールも可能です。

ストレージ容量は最大2GBと無料レンタルサーバーの中では多いほう。

サポートはユーザーフォーラムを利用する形になっていて，メールや電話での問い合わせは受け付けていません。

スターサーバーフリー: 大容量プランを用意

スターサーバーフリーはインターネット関連業を幅広く手がけるネットオウルが運営しています。

XFREE同様にWordPressを利用できるプランがありますが，複数サイトの運用はできません。

最大4GBまで使える大容量プランはペラサイト向きの静的仕様になっています。

サポートはQ&A掲示板に書き込む方式で，障害時の報告以外で問い合わせはできません。

XREA Free: オールSSDを採用

XREAでは全プランで最新サーバーを導入して，遅延やトラブルが発生しにくい環境を構築しています。

コントロールパネルは刷新されて直感的で使いやすくなり，従来よりも操作性が向上しました。

無料プランでは1GBのストレージ容量，1GB/日の転送量が割り当てられます。

加えて上記2社とは異なり，チャットによるサポートを受け付けています。

【重要】 無料レンタルサーバーをおすすめしない理由

ここまで，無料で使えるレンタルサーバーを3社紹介してきました。

無料で利用できるというのは大きなメリットに感じますが，実は無料サーバーだけが抱えるリスクが存在するのです。

そして何より，サイト運営に力を入れているなら有料のレンタルサーバーを利用すべきです。

本項では無料サーバーをおすすめしない理由について，5つに分けて解説します。

無料レンタルサーバーを検討している方は，もう一度有料レンタルサーバーとの違いを比較してください。

安定運用ができない

無料レンタルサーバーで安定的な運用は不可能です。

なぜなら，利用者が使用料を支払わないサービスモデルだから。

何をするにもサーバー会社の負担になってしまうため，サービスの提供は消極的です。

一方，有料レンタルサーバーでは利用料金の一部をサーバーの維持費やサポート料として補填します。

そのため，誰もが満足できる高品質なサービスが実現しているのです。

また，「安く使いたい」というより「処理速度や動作が安定しているところを選びたい」と考える人が多いようで，無料サーバーを検討する方は極少数だと聞きます。

スペックが低い

スペックに関しても安定運用と同じで，増強を求めることはできません。

あくまで利用者はサービスを使わせてもらっている側だということです。

有料レンタルサーバーなら料金を支払って利用するので，サービスもサポートも充実しています。

少しでも表示速度や動作に不満を持っているなら，有料レンタルサーバーを使ってみましょう。

無料体験期間を活用して，使い心地を体感してください!

価格を抑えたいなら，mixhostかロリポップ! がおすすめですよ。

保管データが無保証

無料レンタルサーバーはサーバー会社側がデータの削除権限を持っています。

また，利用規定も厳しく，規約違反と判断されたらアカウントが凍結されます。

アカウントが停止されると復旧することは困難で，データを取り出すことができなくなります。

そんな状況に陥る前に，エックスサーバーやConoHa WINGなどのレンタルサーバーで安全に運用しましょう。

有料レンタルサーバーにはバックアップ機能が無料でついているので，データが破損しても手軽に復元できます。

セキュリティ対策が万全でない

無料サーバーはセキュリティ対策ができず，危険が伴います。

なぜなら，WAF設定や独自SSLの適用など主要なセキュリティ対策が準備されていないからです。

加えて，プログラムの脆弱性にも対応できないケースが多く，危険な状態で使い続けなければなりません。

有料レンタルサーバーに移行すれば，サーバー代金を支払うだけで独自SSLも無料で設定でき，サイトに不具合が見つかっても相談できます。

なにより，サーバー管理が徹底されているので強固なセキュリティサービスを受けられるのです。

サポートが受けられない

無料サーバーは基本的にサポートを受けられません。

操作ミスでデータを削除してしまっても，ウイルスに感染してもすべて自分で対処しなければなりません。

コツコツと構築してきたサイトが一瞬で消えてしまったら，これ以上に悲しいことはありません。

有料レンタルサーバーを利用すれば，サポートセンターに連絡することで説明をもらったり，指示を仰いだりできます。

些細なことや疑問に感じたことをいつでも質問できるので，不安を1人で抱え込む必要はありませんよ。

【番外編】 初心者におすすめしたい有料レンタルサーバー2選

最後に初心者でも安心して利用できる有料サーバーを2つご紹介します。

この2つのレンタルサーバーは下記条件をすべてクリアしているので安心して使えますよ。

これまでたくさんのレンタルサーバーを体験してきた私が，初心者におすすめするレンタルサーバーを分かりやすくお伝えしますのでご確認ください。

エックスサーバー: 安定性とスピードを両立する定番サーバー

無料サーバーのXFREEを運営していたエックスサーバーが提供する有料レンタルサーバーです。

国内最大規模のシェア率を誇っており，初心者も利用しやすいサーバーとして有名です。

17年培ってきたノウハウと技術力で，他社とは比べものにならない安定性とスピードを実現しています。

サポートセンターの対応も親切で，ちょっとしたことでも質問すればすぐに返事をもらえます。

私もサポートを利用したことがありますが，どのレンタルサーバー会社よりも迅速で丁寧な対応でした。

エックスサーバー

ConoHa WING: 超高速サーバーを提供

インターネット業界大手のGMOが運営する有料レンタルサーバーで，初期費用が一切かかりません。

レンタルサーバーの中では後発のサービスですが知名度は高く，多くのブロガーが愛用しています。

WordPressの高速化に力を入れていて，独自開発したチューニング機能は業界最速と言われています。

サーバーパネル(管理画面)はシンプルで直感的に操作でき，初心者でも分かりやすいと思います。

サポートはエックスサーバーに匹敵するほどで，気軽に相談・質問できる環境が整っていますよ。

ConoHa WING

【結論】 初心者こそ有料レンタルサーバーを利用しよう

今回は無料で使えるレンタルサーバーについて，7つのポイントとおすすめサーバーをご紹介しました。

また，無料サーバーと有料レンタルサーバーの違いやリスクの差についても解説しました。

本記事でお伝えした「レンタルサーバー5社+4社のまとめ表」で，利用すべきレンタルサーバーが瞬時に分かったと思います。

どうしても無料サーバーを利用したいという方を止めはしませんが，有料レンタルサーバーの方が100倍安心です。

特にレンタルサーバー選びでお困りの場合はエックスサーバーがおすすめです!

「安定性抜群」「超高速」「365日のサポート体制」で運営者，閲覧者ともに満足度がUPします。

17年間培ってきた技術力と豊富な運営実績を持つエックスサーバーで，新しくブログ運営を始めよう!

下記記事でもおすすめ有料レンタルサーバーについて解説しているので，ぜひご覧ください。

2021年1月14日比較して分かる! 初心者におすすめするWordPressレンタルサーバー4選

今回は以上です。

エックスサーバー

サーバー会社	初期費用	月額料金	安定性	スペック	WordPress利用	サポート体制
公式サイト	無料	無料	△	△	△	X
公式サイト	無料	無料	△	△	△	X
公式サイト	無料	無料	△	△	△	△
公式サイト	無料	無料～	X	X	X	X
公式サイト	無料	無料～	X	X	△	X
公式サイト	3,000円	900円～	◎	◎	◎	◎
公式サイト	無料	1,200円～	◎	◎	◎	◎
公式サイト	無料	880円～	〇	◎	◎	〇
公式サイト	無料～	500円～	〇	〇	〇	〇