近年は格安SIMの普及により,携帯電話の利用料金が安くなり,使いやすくなりました。
そんな中でも,特に注目されている格安SIMがmineo。
mineoは利用者に嬉しい様々なサービスを利用できる一方,価格面でも一切妥協していません。
ユーザーファーストを掲げているだけあり,利用者の声はサービスへ反映されることが多くなっています。
そこで今回は,mineoとはどのようなサービスを提供しているのか,契約前にはどこに注意すればよいか解説します。
目次
mineoとは
mineoは株式会社オプテージが運営していて,社名は2019年03月まで株式会社ケイ・オプティコムという名前でした。
オプテージは大阪に本社を置く関西電力系の電気通信事業者で,関西ではeo光やオフィスeoといった光回線プロバイダーとしても知られています。
eo光やオフィス光の回線品質は非常に良く,評判の良いインターネットプロバイダーとして有名です。
そんなオプテージは,2014年にmineoサービスを開始し,「Fun with Fans!」をモットーに掲げています。
2016年には「フリータンク」という独自機能がグッドデザイン賞を受賞するなど,実績も十分です。
mineoを利用するメリット
先程,mineoについてざっくりとご説明しましたが,サービス内容についてはまだ分かっていないと思います。
この項では,mineoを利用する上で便利だと感じる点についてご紹介します。
マルチキャリアに対応
mineoは,au,docomo,Softbankの3種類の回線を提供しています。
基本的に格安SIM事業者では単一の回線のみを提供しているため,mineoのように複数回線を利用できるのは珍しいことなのです。
ただ,複数回線を利用できると言っても,1契約あたり1種類となり,1つのSIMカードで複数の回線を使えるわけではありませんので注意してください。
マルチキャリアに対応していると大手キャリアからの乗り換えでも,端末のSIMロックを解除することなく利用できるため,面倒な手続きは不要となっています。
データの残容量を翌月に繰り越せる
mineoでは1ヶ月あたりのデータ容量を使い切らなかった場合,最大翌月まで残容量を繰り越すことができます。
そのため,今月はあまり使わなかったから来月にまとめて使おう,といった活用が可能になります。
プロバイダーによっては月末に残った残容量は繰り越せないところもあり,不便だという声もよく聞きます。
しかし,mineoなら自動的に繰り越されて手動で手続きを行う必要もないため安心ですね。
データ容量を他人に共有できる
自分の他に家族や友人がmineoを利用している場合には,パケットギフトという機能を利用して相手に任意のデータ容量を渡すことができます。
もちろん,相手から自分宛てにもらうこともでき,ギガ不足に陥った時にパケットをあげたり,逆にもらったりすることが可能です。
なお,契約している回線種類が異なる場合でもデータ残量をシェアすることができ,もらったパケットは来月末まで有効です。
低速モードへ切り替えられる
mineoでは,契約者自身で速度モードを切り替えられるサービスがあります。
具体的には,通常時の高速モードと速度が制限される低速モードを切り替えられる機能で,低速モードに切り替えることでデータ容量を消費せずに通信を行うことが可能になります。
低速モード設定時は,最大通信速度が300Kbpsに制限されますが,ウェブサイトの閲覧やLINEの送受信程度は問題なく利用できます。
速度モードの切り替えはmineoアプリもしくはウェブサイトのマイページからでき,ワンクリックの簡単操作で行えます。
キャンペーンへの参加でパケットがもらえることも
mineoでは契約者に向けて,キャンペーンを実施することがあります。
キャンペーン内容は様々ですが,参加するだけでパケットがもらえるものもあります。
ただ,キャンペーンは頻繁に行っているわけではなく不定期ですので,毎日や毎月など一定のサイクルで利用できるわけではありません。
また,最近では昼間の通信優先権を他の利用者に譲る,「ゆずるね」というサービスも開始され,毎日お昼までに「ゆずるね」ボタンをタップしておくと,譲った回数によって少量のパケットをもらうことができます。
パケット残量を増やしたい方は,このような取り組みに参加してみると良いかもしれません。
mineoのデメリット
ここまで,mineoのメリットについてご説明してきました。
それでは,契約時にはどのような点に注意すれば良いのでしょうか。
通話し放題ではない
mineoは標準では通話し放題のサービスが利用できません。。
オプションで通話定額サービスや10分間の通話が何度でもかけ放題になるサービスが提供されていますが,価格は比較的高めに設定されていますので,頻繁に音声通話を利用される方には難しいかもしれません。
また,LaLaCallという050IP電話が利用できるサービスも展開していますが,LaLaCallはmineoユーザー以外にも提供されているサービスですので,あまりメリットは感じられません。
オプションは豊富だが有料がほとんど
まあ,「オプション」といえば有料サービスなんですが,かなり多くの機能がオプションで提供されているんです。
例えば,三者通話サービスや迷惑電話拒否サービス,割り込み通話サービスなどなど…
格安SIMでは,どのプロバイダーもオプションで提供しているのかもしれませんが,大手キャリアであれば無料で利用できるサービスですよね。
利用料金が格安で提供されている分妥協しなければならないのでしょうが,すべてのサービスを利用すれば結局,高額な料金になってしまう気がします。
最新端末の取り扱いが少ない
最新端末の取り扱いが少ないのはmineoに限ったことではなく,格安SIM事業者全体に言えることです。
特にiPhoneシリーズは発売と同時に販売開始となることは絶対にありません。
そもそも,Appleが大手キャリアにしか卸売をしていないせいだと思われますが,数年前のモデルを売られてもねぇ… という感じです。
ただ,Androidスマートフォンは最新機種の取り扱いがありますので,ぜひご検討いただければと思います。
サービスが複雑化しがち
mineoはユーザーファーストを掲げて色々なサービスを展開していますが,サービスが乱立しすぎていてすべてを把握することは難しいです。
特にサービス名称が似ていたりすると区別がつかなくなってしまうことがあります。
若者には使いこなせるのかもしれませんが,ご高齢の方は少々使いづらく感じるかもしれません。
ただ,ほとんどのサービスは使わなくても契約に影響はありませんので,契約後はそのまま普段使いすれば問題ありません。
mineoで快適なインターネットライフを!
今回は,オプテージが展開する格安SIMサービス「mineo」についてご紹介してきました。
mineoには,契約者同士で意見交換ができる「マイネ王」というサービスも提供されていますので,簡単にmineoユーザーと繋がることができます。
また,ホームページの料金表やオプション一覧もとてもシンプルな作りになっていますので,迷わず契約できると思います。
もし,契約前に不安なことがあればmineoサポートセンターへ連絡していただくことで,丁寧なサポートが受けられます。
大手キャリアをご利用中の皆様は,ぜひこの機会に格安SIMへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。