悩んでいる人
悩んでいる人
本記事ではこんなお悩みを解決します。
今注目を集め,さらに低価格で使いやすいサービスに移行しつつある格安SIM。
でも,大手キャリアで契約している方にとって,格安SIMへの乗り換えは不安が大きいはず。
そこで今回は,大手キャリアから格安SIMへの乗り換えタイミングを解説した上で,格安SIMが使えるようになるまでの一連の流れを詳しくご紹介します。
最後まで読み終えれば,これまでの不安がなくなり,自信を持って格安SIMに乗り換えられるようになりますよ。
10社以上の格安SIM契約経験がある私が,初心者さんにも分かりやすくご説明しますね。
目次
格安SIMに乗り換えるタイミング
大手キャリアから格安SIMに乗り換えるおすすめのタイミングは下記の2つです。
- 契約更新月
- 月末
順番に解説していきます。
契約更新月
格安SIMに乗り換えるときは更新月での解約をおすすめします。
なぜなら,違約金0円で解約できるから。
大手キャリアでは2年契約が適用されており,契約更新月以外で解約した場合に10,450円が請求されます。
契約は解約申請がない限り自動更新なので,1回更新月を逃してしまうと次は2年後になるのです。
契約更新月は各携帯電話会社の契約者専用ページから確認できますよ。
【例外】 2019年10月以降に契約した場合
2019年10月以降に契約された方は,更新月を気にする必要はありません。
なぜなら,2019年10月から施行された総務省の改正法で,違約金が最大1,100円に減額されたから。
違約金が高額でなくなったことにより,契約期間を気にせず解約できるようになりました。
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月末
大手キャリアの解約はなるべく月末に行いましょう。
理由は単純で,月額利用料金は日割り計算にならないから。
つまり,月初めに解約しても月末に解約しても利用料金は同じということです。
回線は解約手続きが完了した時点で不通状態になるので,早くに解約すると本来使えるはずの日数分使えなくなるのです。
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格安SIM乗り換えでかかる手数料
大手キャリアから格安SIMに乗り換えるのにかかる手数料は以下の2つです。
- 解約違約金
- 契約事務手数料
大手キャリアの違約金は,高額な傾向にあります。
それでは順番に見ていきましょう。
解約違約金
現在契約中の携帯電話会社を解約する際に必要となるのが解約違約金です。
主な解約違約金は以下の通りです。
更新月以外 | 更新月 | |
2019年09月以前に契約 | 10,450円 | 0円 |
2019年10月以降に契約 | 1,100円 | 0円 |
ほとんどの方が10,450円の違約金を支払うことになりそうですね。
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契約事務手数料
新しい携帯電話会社で契約するにあたり必要となるのが事務手数料です。
主な格安SIMの事務手数料は以下の通りです。
格安SIM事業者 | 契約事務手数料 |
UQ mobile | 3,300円 |
Y! mobile | 3,300円 |
楽天モバイル | 0円 |
mineo | 3,300円 |
日本通信SIM | 3,300円 |
BIGLOBEモバイル | 3,300円+433円 |
IIJmio | 3,300円 |
OCN モバイルONE | 3,300円+433円 |
イオンモバイル | 3,300円 |
y.u モバイル | 3,300円+440円 |
事務手数料を500円にする方法
悩んでいる人
多くの方はこのように考えるのではないでしょうか。
でも実は「エントリーパッケージ」を購入することで,事務手数料を無料にできるのです。
エントリーパッケージは格安SIM事業者が公式で販売しており,500円未満で購入可能。
Amazonで手軽に入手できるのでおすすめですよ。
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エントリーパッケージ
大手キャリアから格安SIMに乗り換える手順
ここからは,格安SIMの乗り換え手順をご説明します。
- 格安SIM事業者を決める
- MNP転出の手続き
- 格安SIM事業者で契約申し込み
- SIMカード送付・開通手続き
- 今までの携帯電話会社を解約
手順説明の過程で注意事項が含まれているので,まずは全手順を確認してから行動するようにしてください。
① 格安SIM事業者を決める
最初に,格安SIM事業者を決定しましょう。
2021年からは格安SIM市場の価格競争が激化し,これまで以上に安価で契約できるようになりました。
1ヶ月間のデータ通信量・通話時間,オプションなどを比較し,自分に合ったものを選ぶようにしてください。
下記では当サイトがおすすめする格安SIMサービスを3つご紹介します。
mineo
シンプル・低価格を追求した格安SIMが,mineo。
株式会社オプテージが運営し,2021年01月27日に価格とプランを一新しました。
mineo独自のサービスが豊富に用意されており,満足度の高いサービスに仕上がっています。
今後普及が期待される5G通信も,プラス220円/月支払うことで利用できるようになります。
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新プラン登場
日本通信SIM
とにかく大容量のデータ通信を利用したい方におすすめなのが,日本通信SIM。
20GB 2,178円で利用でき,大手キャリアの「ahamo」「povo」「LINEMO」と比較しても最安です。
ひと月70分までの無料通話が付属しているので,ちょっとした電話も長電話も気軽にかけられます。
もちろん,最低利用期間や解約金などの縛りは一切ないため,安心してご契約いただけます。
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大容量20GBで低価格
Y! mobile
高品質なネット回線をお求めの方におすすめしたいのが,Y! mobile。
Softbankグループのサブブランドという立ち位置なので,本家のSoftbankと変わりない通信速度で利用できます。
月額料金は他社と比べると高いものの,高品質な回線に定評があります。
オプションで定額通話サービスが提供されていて,頻繁に電話をする方も通話料金を気にしなくて大丈夫。
最新型iPhoneの取り扱いがあり,契約と同時に端末を購入することができます。
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高品質なSoftbank回線
② MNP転出の手続き
次に行うのが,MNP転出。
これは,現在の携帯電話番号を新しい携帯電話会社でも継続して使えるようにするための手続きです。
今契約中の携帯電話会社で,「MNP予約番号」の発行を行ってください。
MNP予約番号の有効期限は,発行から15日間です。
期限が過ぎても再発行できますが,手間と時間がかかるので一度で済ませるようにしましょう。
なお,電話番号を引き継がず新規発番をご希望の方は,MNP転出手続きを行う必要はありません。
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③ 格安SIM事業者で契約申し込み
MNP予約番号の発行ができたら,格安SIM事業者で契約申し込みをしてください。
申し込み画面にMNP予約番号やエントリーパッケージの入力欄があるので,忘れないように。
契約時には本人確認書類が必要です。事前に準備しておくようにしましょう。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 住民基本台帳カード
- 健康保険証+補助書類
本人確認書類によっては郵送しなければならなかったり,受け取り時に配送業者による本人確認が行われたりするケースがあります。
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④ SIMカード送付・開通手続き
SIMカードが送付されてきたら,MNP開通手続きを行いましょう。
新規契約した格安SIM事業者の利用者専用ページへログインし,回線の開通手続きをどうぞ。
開通手続きには受付時間があり,過ぎると翌日扱いになるのでご注意ください。
開通手続きが完了したら,スマホに入れて動作確認をしましょう。
格安SIMは大手キャリアと違い,APNの設定が必要です。詳しくは各事業者のウェブサイトをご覧ください。
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⑤ 今までの携帯電話会社を解約
最後に,今まで利用していた携帯電話会社の回線を解約しましょう。
現在は実店舗に出向くことなく,ネットもしくは電話で解約できます。
違約金がいくらか分からない場合は,解約前に問い合わせ窓口に電話してみてくださいね。
解約が受理されれば,すべての手続きが完了です。お疲れ様でした。
なお,MNP予約番号を発行してMNP転出した場合は,本項の解約手続きは不要です。
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格安SIM乗り換えで知りたいQ&A
格安SIMへの乗り換えで不安に感じる部分,疑問点などがあるのではないでしょうか。
そこで本項では,Q&A形式でまとめてみました。
数多くある質問の中から,5つに厳選してピックアップしましたよ。
今のスマホはそのまま使える?
格安SIMでも今使っているスマホをそのまま利用できます。
各事業者で検証済みの端末一覧が公開されていますので,参考になさってください。
現時点でスマホの残債がある場合は,解約時に一括で支払うことも,分割で支払い続けることもできます。
端末の残債状況は携帯電話会社のマイページから確認できますよ。
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スマホの残債とは
スマホ端末を分割支払いで購入した場合の未払い金額を指します。
分割支払いは住宅ローンなどと同じ「借金」扱いになるため,滞納を続けるとブラックリストに入ることがあります。
万が一残債がそのままになると,携帯電話会社が端末の利用制限をかけるため,携帯電話として正常に機能しなくなります。
格安SIMは電波が受信しにくいって本当?
格安SIMは大手キャリアと同じ回線網を利用するため,受信感度に違いはありません。
ただ,利用者が集中しやすい時間帯には,通信速度の低下が見られます。
原因は明白で,格安SIMに割り当てられる帯域幅が大手キャリアよりも少ないから。
下記に,帯域幅を交通量に見立てたイメージ図を作成しました。
とは言っても,サイト閲覧やLINEなど日常使いには問題ないので安心してください。
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格安SIMの「サブブランド」って何?
携帯電話会社のサブブランドとは,大手キャリアが展開する低価格帯のサービスを指します。
KDDIグループの「UQ mobile」,Softbankグループの「Y! mobile」があり,その他の格安SIMサービスより優先的にインターネット帯域が割り当てられています。
そのため,格安SIMでありながら高品質なネット回線が利用可能。
価格は他の格安SIMより高く,大手キャリアのように複雑な料金体系が特徴です。
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格安SIMで新端末に機種変更したい。
格安SIMでも,大手キャリアのようにスマホとセットで契約できます。
Android端末のラインナップが豊富で,SONYのXperiaやSamsungのGalaxy,SHARPのAQUOSなどがあります。
一方,最新のiPhoneシリーズを取り扱うのは,サブブランドのUQ mobileもしくはY! mobileです。
詳しくはご契約予定の格安SIMウェブサイトをご覧ください。
大手キャリアから格安SIMに乗り換えると使えなくなる機能は?
キャリア決済やキャリアメール,無線LAN接続サービスといった,大手キャリアが独自に提供していたサービスが利用不可になります。
格安SIMサービスによっては同様のサービスを提供していることがありますが,使い勝手は異なります。
下記のようなご利用方法をなさっている場合は,格安SIMの乗り換え前にご確認ください。
- キャリア決済でサブスクリプション型サービスを定期購読している。
- キャリアメール(@ezweb.ne.jp,@docomo.ne.jp,@softbank.ne.jp など)をネットショッピング等で使用している。
- 無線LAN接続サービスを利用している。
その他,回線契約者に限定されないオンラインサービス (auマーケット,dTV,5G LABなど)は,決済手段を変更することで引き続き利用できる場合があります。
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格安SIMの乗り換えは手順を把握すれば問題ナシ
本記事では大手キャリアから格安SIMに乗り換えるタイミングと全手順をご紹介しました。
格安SIMへの乗り換えタイミング
- 契約更新月
- 月末
格安SIMの乗り換え手順
- 格安SIM事業者を決める
- MNP転出の手続き
- 格安SIMの契約
- 開通手続き
- 旧回線の解約
乗り換えるまでの一連の流れを把握することで,不安要素がなくなり,どのような手順で手続きすれば良いか一瞬で理解できたと思います。
格安SIMに乗り換えれば,月々の利用料金が安くなるだけでなく,複雑な契約形態から解放されるのです。
お得な格安SIMに乗り換えて,新生活をスタートしてみませんか。
今回は以上です。
[…] 格安SIMへの乗り換えを検討している方は【格安SIMに乗り換えたい方へ】2回のタイミングと5つの移行手順をご覧ください。 […]